いつの頃からか、以前見なかった人を見る。まったく知らない顔。最近越してきた人たちだと思う。朝のゴミ出しで何度か遭遇する。ゴミ置き場はこの集落には二か所あっていくつかの班に分けて利用している。だから、ここを利用している人なら近くの隣組のどこかになる。新しい顔を三人見る。
近隣であればすれ違えば誰彼なしに挨拶をしている。そういう習慣だ。当たり前だと思う。ぶすっとしている方が気まずい。だが、しない人がある。 こちらが声を出して挨拶しているの無視されるのはとても不愉快で気味が悪い。そういうのが三人ほど居る。
三人のうち異様な主婦がいる。ぶすっとしたまま無視は無視なのだが、その雰囲気が異様だ。小太りで世間に文句があるように顎を突き出して歩いている。薄目で睨むような目つきでニコリともしない。いったい毎日の何が不満であんな顔つきになるのか、すれ違うたびにそう思う。まだ暗がりの早朝にいきなりで遭遇するとギョッとする。あんなのがもし隣りだったら…。亭主はどんな奴なのかとかつい思ってしまう。
他人は他人で知ったことではないが、戸建ての弱点はそこだな。せっかく住宅ローンで手に入れても隣りがわからない。購入時にそれなりの用心をしても途中で入れ替わることがある。隣人のトラブルは時に事件に発展する。理由もなくまるで𠮟りつけるようなものの言い方で初対面なのに絡んでくる町内のおばさんのことを以前書いたっけ。何らかの情緒異常と思えるが、こういうのは町内には一人か二人は居るものなのだ。
大体時間がわかったので、その主婦と遭遇しない時間にゴミ出しをしている。それも面倒と言えば面倒だが、異様なものからは努力して遠ざかる。

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