だから、睡眠時間を調整しようと思い立った。いや、そんなことは毎度やっている。少々無理して早い目に起きて、ということは睡眠時間が短くなるのだがとりあえずはやむを得ない。あるいは逆に多少の無理をして睡眠時間を後にずらす。
どっちも簡単じゃない。言えることは、せっかく昼型に戻してもすぐに夜型に戻ってしまうことであって、これは若いころから夜更かしが日常であったせいもあるだろうと思うが、自分は夜の神秘が好きなのだ。
神秘などとはもう今では笑い話。夜でも寝ない連中が普通に存在する世の中では神秘などというものはないが、これはしかし昼間のキラキラした明るい雰囲気ではオカルトは語りにくいのと同じであって、つまり夜はその性格を持っているのだ。
ラジオの深夜放送を多くの人が聞いて育った。オールナイトニッポンがあったし夜ともがあったし、関西にもABC電話リクエストとかアナウンサーコーナーなどというのがあって、ガキの頃はだいたいそれを聴いていた。あの当時は夜中の三時で放送は終わるのだが、それを聴いてから眠ったのだ。さりとてすぐにぐっすりというわけにもいかず、グズグズと寝るか寝ないかの状態で朝を迎えたと言ってよい。そんなで学校へ行っていて、教科書で頭を隠して寝ていた。そりゃ成績も振るわない。でも、学校の成績など自分にはどうでもよかった。あの嫌な教師連中から蔑みでみられるのが精々だったがそれさえ自分にはどうでもよかった。
つまりそんなガキたれが大人になったのだから、日常だって吸血鬼みたいなものなのだ。

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