2025年6月11日水曜日

ある日突然巨大な怪物--2

 表現と例えが難しいが、強いてというならこれと5月16日に用いたイメージがもっとも近いだろうか。ある種カレワラにも近いかも知れない。異形のカレワラが無数に絡みついたとでもいうか。



異常は両目にある。だが右が顕著だ。当初は日ごとの感じでもなかったのだが、時には状態の悪い日があった。その朝も、段々モニターの文字が判別しにくくなって、しかもコントラストがなくなりつつあるので薄い文字がかなり見え辛い。こうなったらむしろ右を眼帯で隠してしまった方が楽かも知れない、などと思ってしまう程だった。

手術という手はある。だが、それも結果が伴わないことがどうやら少なくない。そういうことを色んなところで調べて知った。どうしたものか、そう思っていると、突然目の前にこれが現れた。それは本当に突然。フィルムを切ってつないだようなとでもいうか、とにかく現れたのだ。右眼全体を黒く覆いかぶせる感じで物事はその隙間から見えている。

当然ギョッとする。いったいどうした。眼をパチパチさせたり開いたり閉じたり。しかしそいつはもう完全に貼り付いたまま動かない。貼り付いたと言ってもいったいどこに貼り付いたのだ。しかもボケたイメージではない。鋭角な触覚のようなものが見える。ピントバッチリの映像だ。映像というが、そう言った方が良いようなものだ。動くことはないので、どうやら生き物ではなさそうだ。

言ってしまえば、これももしかしたら飛蚊症の一種だ。我々が普通に知っている飛蚊症は糸くずみたいなものだ。これは全く違う。視野の多くをこいつが占領している。あまりに巨大。

自分は、もしかしたらこの状態で以後を生きるのだろうか。まさかとは思いながら、ある種の覚悟を強いられる感じがあった。

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