2025年5月1日木曜日

古傷が痛むということがあるだろうか

そんなことはないと思っていた。 確かに時代劇などではよく聞く話だ。が、現実にはどうなのか。自分にはこれと言ってそんな経験はない。いや、なかったというべきか。



もう何年も前にガラスの破片を突き刺したところがある。親指なのだが、細かい破片は怖いと思って直ぐに洗い流して、しかもその部分を何度も吸って血を吐き出した。大した傷でもないのに妙に鋭い痛みがあった。ナイフで切ったようなのとはちょっと違う。一応消毒して絆創膏を巻いて以後適当な時間が経って忘れていた。何年も前なのだ。

ところがこの部分が、先日手を洗っていたらキリッと痛んだ。アレッと思うが傷口は無論見当たらない。その部分は、多少穏やかにはなったが今も痛む。あと数日もすれば消えるだろうか。

つまり、古傷が痛むというのはこういうことなのだろうか。覚えていないだけで過去にもあったかも知れない。なんと言ってもガキの頃はあちこち怪我だらけだった。が、少なくとも最近に於いては、はっきりした記憶はない。

このことは以前にも書いたかまいたちとも似た部分がある。別にかまいたちと決めた訳じゃない。一応にているのでそう呼んでいるだけだが、その時にも後に余韻があったと述べた。切られた痛みが、衝撃は小さいが何度か蘇った。あの仕組みもどうなっているのか、なんとも不思議なことだった。

古傷に関してちょっと調べた限りでは、傷が治っても神経が壊れているからとか書いてある。再発することもあるとか。

再発ってどういうことなのか、その時の痛みがすっかり消えることはないということだろうか。時がたって何かのタイミングでまた出て来る。まるで亡霊だ。

若しかしたらその時に、ガラスの小さな破片が残ったのかも知れない。古傷になる程の怪我ではなかったのに…。

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