2024年3月30日土曜日

かまいたち--6--世にも不思議な物語



資料から、などといっても単に古い本の記述だ。しかも述べられていることが実際にあったかどうかまでは不明だ。一応あったこととして記述してある。 これによれば、フランク・エドワーズなる人が著した世にも不思議な物語なる本にこの類と似ている記述があるようだ。

フランク・エドワーズと言う人は様々な超常現象を集めたマニアのような人だったのか、こんなブログを書いていて全く頭にもなかったのだが、そっち系では有名な人らしい。その彼が、同名のラジオ番組のために収録したものとなっている。

ラジオは知らないが、30分ものの米国テレビドラマは子供の頃にかなり真剣になって観た記憶がある。元々私もそっち系が好きだったのだ。そのテーマ音楽も実に印象的だった。似たタイトルのフジテレビ系で放送されたドラマがあるが、それとは別のものだ。

それによると、1960年に起きたジミー・ド・ブルイン事件なるものが述べられている。場所は南アフリカの農場とある。何らかの取り調べを受けていたジミーが突然警察署長と他三人の巡査の前で悲鳴を上げた。ズボンを降ろすと両足に切り傷ができていた。あくる日には今度は二人の警官の前で胸部に深い傷が刻まれた。服には何の異常もなかった。

こんなことが数日続いて、傷はいずれもカミソリかメスで切ったようだったと。

まず、ジミーが先に何の取り調べを受けていたのか、そして警官と書いてあったり巡査と書いてあったりするが、それぞれ別の人だったかなど不明な点が多い。ジミー・ド・ブルイン事件をWebで検索してもそれらしいものは出てこない。

記述は短いが、起きたことは自分と同じだ。違うのは彼ほど執拗にはやられなかったというところだ。そして被害も大したことがない。ズボンには何等の異常もない、つまり切られた訳でもなく肉体だけに作用を及ぼしている。この点が同じだ。

もう一つ違う点がある。私の場合は誰の眼の前でもないので、誰に言っても信じてもらえないことか。まあ、それでも別に構わないのだが、それによる不利益は今のところない。

記事では、傷だけをテレポートすることがあるのではないかとしているが、こんな推理なら何でも言える。しかしまあ、似たことはあるのかも知れないとは思う。不思議なことだが、それ以上のことを推理することもできないし以後の心配をしてもしょうがない。

透明人間による襲撃事件などチラッと書いてあるが、そういう事件もあったのだろうか。

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