2024年1月15日月曜日

自覚夢なら間違いなくある



明晰夢とも言うのだったか、わざわざ難しい言い方をするものだ。つまりは自分が夢の中にあることを自覚することを言うのだろう。

ある一定のパターンがある。ちょっとした斜面に差し掛かって、足が急に重くなる。全然進まない。この手の夢を子供の頃から何度もみている。さすがにそうなると、これは夢を見ているのだと夢の中で判断できる。私はそうなった。

もう一つ、迷子になる夢とか目的地に辿り着かないのも何度も出て来るパターンだ。訳知りの人に言わせると人生がうまく行かないで焦っているとか達成できない目標があるのでそれが気になっているのだとか、そんな類の分析をされそうだ。まあ、きっとそんなことなのだろう。間違ってはいないと思う。

足が重くなるのは不愉快でしかない。しかし迷子になるのはそう言うのとはちょっと違う。結構焦るのだが、途中で気付くと余裕が生まれる。余裕っぽいという程度かな。仲間と旅行中に、ほんの僅かに仲間とはぐれて、以後全く、どれだけ探しても仲間の姿が見えなくなる。目的地へ行く電車に乗ったのに別の場所に行って、途中で気づいて降りたりする。そこからの帰り方を模索するのだが、思考がはっきりしなくなる。

そんなとき、思うに任せてあちこち彷徨うのだが、やはり途中で自覚する。ハハーン、夢の中なんだ。自覚したところで覚めないままだとどうすることもできないが。

この種の夢に慣れている人は自分から操作できるらしい。見たい夢を見るように訓練するのだとか。訓練してまで見ようとは思わないけど、迷子になって辺りを彷徨う感じは妙なもので、決して嫌ではない。夢の中ではそれなりに焦っているが、目覚めると夢の中の光景が妙に懐かしかったりする。そんな時はかなり懸命に思い出そうとする。夢の中のイメージに似た街が現実にないか調べて見たりもする。過去の現実の街が夢に出てきたりもする。同じ夢を見ることができるなら続きを見たいとも思うが、訓練など面倒だ。

もう一つ重要な夢を忘れていた。空を飛ぶ夢を見たら、かなりの確率で夢の中にあると自覚できる。夢の中だから何でもできると、ポンと地面を蹴って随分高い所までジャンプしたりする。

空を飛ぶ夢も何度も見ている。あまり見ない方が良いのだったかなこの種の夢は。不思議なことに地面すれすれを飛んでいることもある。

きっと、快適な人生を送っていないのだろうな。


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