2023年12月13日水曜日

幽霊はないということをあのオッサンは証明したのか

厚かましい神経の持ち主には幽霊は出ないのかも知れない。

東京都足立区の小学校(大谷田の中川小学校とある) の女性教諭を殺害して自宅の床下に隠していた男が時効後に自首して発覚した事件があった。事件発生は1978年というから私がまだ上京する前だ。



男は小学校の警備員で、何故そんなことになったのかは色々と言われていて私にはどれが事実なのかはわからない。ネット上のある記事によると、男は元々この小学校の教諭たちと折り合いが悪く、弁当に睡眠薬を入れられたり有毒ガスをまかれたりなどの嫌がらせを受けていたとあったりする。

有毒ガスって…、これが事実なら既に事件なのだが、男の言い分によるとそれを我慢して勤めていた。トラブルが表面化すると辞めなければならないだろうが、私には、教諭たちと男の関係がどうしてそう言うことになっていたのか、そちらにも関心があるのだが、その辺はサッパリ分からない。そもそもそんなトラブルが本当にあったのかどうかもわからない。

そしてあるとき、巡回中に廊下で女性教諭とぶつかりそうになりそれが切っ掛けで揉みあいになった。以後は報じられている通りだ。このブログは事件を詳しく述べることはしないが、男は当時住まいしていた足立区六木の自宅の床下に教諭の遺体を埋めた。そのままずっとそこで暮らしていたが区画整理の話が持ち上がり、明るみに出ることが避けられないとみて2004年綾瀬警察に自首した。女性教諭は失踪者とされたままだった。

ザッと調べるとこのような話だ。私は1980年に上京して足立区亀有の四畳半に住まいしていた。イラストやデザイン関係で食べて行きたいと思っていた。考え事をするときには辺りをほっつき歩く癖があり、大谷田近辺をも何度か彷徨った。六木にまでは行かなかったが遠くはない。今は普通の民家が並んでいる。住んでいる人はこれを知っているのだろうか。

ところで、男はやはり女性教諭の霊を見たと言っていて、私が感心があるのはそちらのことだ。床下に遺体があるのだからそこでずっと暮らすのは普通の神経の人には無理だ。しかしだからと言って他へは行けない。真上の畳を避けて生きていたというが、自己暗示とかの類の本を読んで、自分は悪くないと自己暗示にかけていたそうだ。すると霊は見えなくなったらしい。

ここが問題なのだ。気にしている間は霊が出る。平気になると出ない。これはつまり、霊があるかないかというより、本人の脳に関係していると言えないだろうか。平気になってしまえば何も出ないのだ。元々この男は粗暴で近所でも変人とされる人間だったようだ。

自首しても時効が成立しているので刑事事件にはならない。民事で損害賠償の判決が出たそうだが、男はその後千葉に引っ越して、現在はそこにも見当たらず、これをずっと追いかけて動画を作っている人がある。男が怖いのは幽霊よりも多分そっちだ。

どうなんだろうな、あるのかないのか。はっきりしていることは、気に病む人間には何でも出そうだと言うことだ。厚かましい人って世の中には沢山いるけど、そんな人は他人からの憎悪にも鈍感だ。きっと霊にも鈍感だろう。あったとしても…。

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余談だが、床下に遺体を埋める事件は意外にあるようだ。ネットを調べるだけでも数件がすぐに見つかる。それこそ生きた心地がしないと思うが。


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