中学生時代に不愉快な男がいた。そいつの名をナ〇モトという。 癖の悪い嫌な奴だった。二年三年と同じクラスだった。名簿順で私はそいつの二人後だった。本来は…。
試験の答案を貰うとき、誰みなもそそくさと教師の前まで行って受け取ってくる。それだけ。でもそいつはそうじゃなかった。グルッと回り込んで教師と並ぶのだ。そうやって、自分の答案を受け取るときに次の生徒の答案を盗み見るのだ。このタイプはチャンスがあれば他人の日記を必ず盗み見る。その狡さは、きっと親譲りだろう。こういうのはだいたいがそうなのだ。
中学生時代に不愉快な男がいた。そいつの名をナ〇モトという。 癖の悪い嫌な奴だった。二年三年と同じクラスだった。名簿順で私はそいつの二人後だった。本来は…。
試験の答案を貰うとき、誰みなもそそくさと教師の前まで行って受け取ってくる。それだけ。でもそいつはそうじゃなかった。グルッと回り込んで教師と並ぶのだ。そうやって、自分の答案を受け取るときに次の生徒の答案を盗み見るのだ。このタイプはチャンスがあれば他人の日記を必ず盗み見る。その狡さは、きっと親譲りだろう。こういうのはだいたいがそうなのだ。
ちょっと前に話しかけてみた近所の主婦は、あれは自衛隊のヘリだと言っていて、確かにそれはそうなのだが突然プツンと音が途絶えるのがなんとも奇妙なのだ。そんなことがあるかな。音が途絶えるということは回転翼が突然止まるということだろうからヘリなら落ちる。なんともそこが奇妙なのだ。ジワーッと音が接近してきて結構大きくなることもあるがそこで急に途絶える。どう考えても変なのだ。
それにこの頃は、別の音が聞こえるようになった。これは遠くでカーレースでもやっているような音で、これに気付いたのはそんなに前ではない。ウーンと唸るような音が徐々に共振するような感じで大きくなってきて、これもやはりピタッと止まる。双方で共通しているのは大きくなってきたと思ったらピタッと止まることだ。どういう加減なんだろう。
こっちの音に関しては、最初は家の中の問題だと思った。エアコンや扇風機やパソコンを複数起動しているので、これはどれもかなり壁や床を振動させている。これが周期的に家を共鳴させているのではないか。
確かめるのは容易だ。全部のスイッチを切ればよい。しかし音はこれとは無関係であることが分かった。
従ってこの頃は、あのヘリの回転翼のような音とカーレースのモーターのような音の二種類が聞こえている。
近所の人は、特に何等の関心も持っていない。平均的人間というのはそういうものなんだろうか。時にはかなり大きい音がするのだけど…。
先の主婦はやや左翼系で自衛隊に批判的だ。そういう人はやっぱりと思うのだな。敏感なんだな。確かに自衛隊は飛んでいる。その時ははっきり音がしている。遠ざかるのもわかる。ピタッと止まったりはしない。