ちょっと話を間に挟むが、不思議と、なぜかそういう日がある。後で振り返っても、何かあの日は変だったというような…。
ひとつの懸案が片付いた日でもあった。さっさと済ませて置くべきことを、何故かその気になれないでズルズルと後回しにしていたが、ようやく終わった。ルーズな性格が災いしているのだが、それでも自分にしては割と早く片付けた方だ。
事務所で手続きをする、その場所へ出向こうと思っていたら、隣りの、やや問題のある娘がいつにない服装でいそいそと出かけるのが見えた。普段から疎遠だからあまり声もかけないが、この日は事が片付くので気持ちが弾んでいた。私は自転車で、先を歩いていた娘に声をかけた。振り向いた娘--のはずが、他人だった。見たこともない。



