我が家では時々どこからか異音が聞えて来るし、今だにその正体が掴めない。短時間にエンジン音みたいのが聞えてすっと止まったりするし、それが夜中だったりするから変に思うのだ。それとはまったく別に家を揺さぶる程の衝撃音があった。そのことを誰に話しても知らないという。
その時私は自宅の壁に何かをぶつけられたと思った。周囲を調べた限りではその形跡はなかった。もっとも、形跡と言ったって何が残るだろう。壁さえ割れていなければわからない。
ま、そんな不可解なことがあることを以前に書いた。今朝、七時前だから早朝の部類だ。水道を捻ってみると水が温かい。温かい程度じゃなくて明らかに体温より高い。お湯の部類だ。
季節によってそういうことはある。でもしばらく流すと冷たくなる。きっと水道管が地熱とか太陽に温められているのだ、そう思っていた。今までならその解釈で良いだろう。しかし今回は温かすぎるのだ。お湯なのだから。
他の蛇口も調べてみると、皆温かい。庭の蛇口も蛇口そのものが温かい。こんなことってあるだろうか。いくら地熱と言ったって火山の近くじゃあるまいし。
近所の人と出会ってそのことを訊いてみたら、いやそんなことはないと言う。とすると当家だけなのか。今度居酒屋にでも行ったらそんなことがあるかないか訊いてみようと思うが、これまでどこに住まいしても、ここであっても過去にこれ程温かかったことってなかった。
それから一時間もすれば水は冷たくなったが、完全に変だと思う。以後も続くか調べてみる。
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