昨夜、というより今朝の三時ごろ目覚めた。トイレに起きてもう一度寝ようと思ったら、遠くで例の異音がしているのに気づいた。
遠くだから音は小さいが、それでもはっきりとわかる。しかも聞こえてくる方角が変わったりしている。音の強弱もあって、遠くなりにやっぱりこっちへ近づいたり遠ざかったりしている。
夜中のことであるし、音の大きさからして外へ飛び出しても何かが掴めることはない。今までだってわかったことなんてないのだ。ただ方向と音の強弱だけを聞こうとしたが、その内に眠ってしまった。
しかしどういうことだろう。ドアを揺するくらいに大きな音だったりすることもあり、遠くで鳴っていることもある。しかも方向はどうやら一定しない。
この音に気付いている人が一人でも居ないかそれとなくなるべく多くの人に訊いてみようと思うが、まあくたびれ儲けだろう。近所は誰も鈍感で害さえなければ何があったって気にしない。
しかし人間は僅かな違いにも気づくことは大事だ。なんといってもこれは好奇心の問題でもある。
時間と方角と音の大きさに法則性がない。以前飛行機かもと言ったが、もっと例えるなら地下で工事でもしている感じだ。あの道路工事特有の音。まったく一緒ではないが似ている。
だが、近所で道路工事なんて見かけない。年末に多くなるというあれだが、周辺でも見かけたことがない。もし地下工事ならとんでもなく広い地下空間だろう。
あり得ないと思う。
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