2025年1月6日月曜日

あの超常現象のアパートを訪ねたが

2024年6月の記事で--空間から髪の毛が出現するアパート--という連番の記事を書いた。以後何のきっかけもないのでその場所を訪れることはなかった。しかしちょっと小用があって都内に出向いた。その場所が割と近かったので、今どうなっているか訪ねてみることにした。



場所は細かくいう訳には行かないが山手線で言えば大塚。もっと近くには都電の巣鴨新田の駅がある。駅のまん前に昔はタコ焼きを売っている店があって、多少の世間話をしながら何度か買ったものだ。

数えてみればもう30年以上前だ。それ以来だ。ここからちょっと歩けば西巣鴨小学校があって、その付近は小さな路地で入り組んでいる。そんななかにアパートはあった。



しかし風景はとっくに変わってしまって直ちには判断がつかない。ブラブラと歩いて、ここだと思しき路地を見つけた。この路地の突き当りまでの間にアパートがあった。表札をぼんやり眺める限りは、もう大家もここには居ないようだ。勿論年齢から言って大家が長生きしているとは思えない。代替わりしているだろうが、そんなことなどでアパートも取り壊したのだろう。そもそも今は銭湯がなくなっているので部屋だけ貸すのはもう無理な時代になっている。近くを歩いてみたが、当時通った銭湯はすべてなくなっていた。

あまり個人宅をじろじろ見て歩く訳にも行かず、撮影にも遠慮がある。通り抜けていく間に窓からこっそり眺める人があった。行ったり戻ったりは怪しい奴にしか見えない。

土地の区割りは変わらないが建物自体がゴッソリ変わってしまっていて、手前のフェンス越しのアパートは当時の雰囲気のままだが、後はもう家そのものを建て替えたりしている。

引っ越してくるときに、この狭い路地に車を入れる訳にもいかぬのでゴロゴロと台車で運んで苦労した覚えがある。

ああ、一つ思い出した。自分はいくつか持病があり、そのどれもが自分を苦しめたが、その最もダメージが大きかったのがここのアパートに居た時に発症した。その時は?と思うだけだが、こういうのは後で振り返ってわかるものだ。そのダメージは今も続いているが、ここまで生きればあとちょっとだという思いもある。しかしあの発症の雰囲気は、それこそ今振り返るととても奇妙だった。ホラー映画の演出のようだった。

事情が事情なので僅かな間で転居したが、もしかしたら、ここではなく他のアパートを選んでいたら…。時間は戻れないが、そんな気がしないでもない。

年が明けたが、このブログにそれは関係ない。日付は日付だ。時間が過ぎていくに過ぎない。今後も同じだ。

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