もしかしたら違うかもと思っている。頭全体を動かしてもそれは生じるからだ。つまり眼は動かさない。それで眼の端っこ、上下と左右に出る。
不思議なことに症状が現れた当初が最もその現象が大きかった。少しずつ小さくなって今はあまり気にならない程度だ。だが基本的に治るものでもないらしい。
多分、医者に言っても信じないだろうが、最初の症状は強烈だった。部屋の中で強いストロボを焚いたみたいな気がした。実際誰かが外からストロボを焚いたのだと思った。家に何かをぶつけられたようなビックリするような音とかのこともあるし、どうやら何故か当家にだけ起きている奇妙な現象があるのかも知れない--実際まずそんなことはないと思うが--ので、ストロボのことだってあるかも知れない。その現象は、短い間に二度あった。以後はない。ないが、光視症が以後確認された。つまり光視症の始まりはそういうものなのかも知れない。
光視症は両方にあるが、右眼は特にそれとは違ったことでオカルトと言って良いことが起きている。その一端を先日眼科医に述べてみたが、鼻で笑っていた。くすくす笑って首を振っていた。
自分に起きたことは自分にしかわからない。誰かに理解してもらうなんて端から無理なのだ。