まさかね、そんなことはない。でも変な癖が付くことってないだろうか。今まで何でもなかったことが急に変になったりする。
本を読んでいる時、普段声を出して読んで居る人はいないと思う。授業でもなければ皆黙って読む。黙読というのだっけ。私は寝る前にぼんやりと、別に急がずに本を読むのが好きだ。そんなに頭に入らなくて良い。一々そんなことは強いない。ただぼんやりと読む。その内眠くなってくれれば良いのだ。
これは昔からの習慣だが、いつの頃からかふと思った。黙読の時に人は口の中で舌を動かすのだろうか。
ついそんなことを一度思ってしまったら以後ずっと気になって急にぎこちなくなって読みにくくなってしまった。だけなら良いのだけど、あろうことかある人が頭の中に浮かんでくるようになった。その人が非常に活舌が硬くて聞いているだけで口とか首とかに力が入ってしまうのだが、ついついそれになってしまうのだ。全然読みにくくなる。一度癖がついたらなかなか離れない。本を読む度にその人が出て来る。
誰とは言わない。今もご存命のそれなりの有名人だ。困ったものだと思っても離れない。しょうがないから出て来るなりに任せていたことがあるけれど、ぼんやり読むつもりが却ってカチカチになってしまって眠気どころじゃない。そんな時は読む本を変えて、もっと軽くても良いような写真なんかの多いのを眺めたりしていた。
今はとれたのだけど、とれるのにどれだけ時間がかかったろう。いつの間にかという感じではあるが、結構長く続いたと思う。
こういうのは憑依とは言わないのだろうか。言わないだろうな、自分で勝手にそうなっているのだから。心理学者に言わせたらどんな現象なんだろうか。一種の強迫性障害だろうか。
実は私は、ある時ふとそんなことがある。今まで何も気にならなかったのに突然マウスがしっくりいかなくなったりする。一度気になったらマウスを交換して見たりと、それなりの苦労をする。なので私は安物マウスばかり結構沢山持っている。どうやら値段は関係ないのだ。
マウスは余談だが、人によっては似たようなことがあるのだろうか。実は今もマウスが気になっている。ちょっと前まで考えもしなかったのに。
それで思い出してこんな記事を書いている。
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