2025年2月23日日曜日

例の視えるという女性と三度遭遇

隣り街の寂しい駅前。そこに居酒屋が何軒かあって、その一つが例の視えると称する女性と遭遇した場所だ。事情があってそこへはもう行かない。代わりにもっと駅近に立ち寄ることが多い。



以前の記事と重複するが、知らないのは自分だけだって、女性は普段から変わった類の人で、その付近では知らぬ者はない。詳しくは知らないが他の客とも何らかのトラブルになってもいるようだ。

トラブル相手と遭遇すると危険だと思うのだが、女性は割と店を訪れるようだ。もう一軒別の店では事実上の出禁らしい。その女性と先日遭遇した。私が店に入った時に目が合って、完全に認識しているが、完全に無視している。その理由というか、事情が知れない。かなり長い時間親密に話し合った間なのに、後に遭遇したら完全に無視している。

店の人は、ああ、あれはそうだから、という。皆知っていると。そんな振舞いの女性が、必ず何人かの連れとやって来る。それも奇妙だ。周りの評判がすこぶる悪いのに…。

妙なことに、今まで気にならなかった女性の顔つきが、以後は随分気味悪く感じる。以前はそういえば顔などマジマジと眺めることはなかった。一瞬目が合った時の今の女性の顔の方が印象強く入ってくる。ちょっと奇妙な顔をしていたんだと改めて思う。

女性がスマホで連絡を取っていた先生格の男の霊能者っていったい誰だったのか。私は彼とスマホ越しで話している。色々と訊かれて素直に答えた。

以後の感じがこうなっている。もしかしたら誰かと組んだ芝居だったかも。店の人はその可能性が高いと言うけれど、芝居して何になる。

以後も度々その店で遭遇する。知らぬ顔してるのよ、とママが私に忠告する。

何にしても奇妙な話だ。だから、周りが関わるなと言っても気になる。

2025年2月11日火曜日

階下のラップ音

ラップ音と決まった訳じゃない。仮にそう言っているが、その物音がこの頃はしなくなった。

というよりピタッと止まってからもう随分経っている。下のキッチンのテーブルからアリナミン系の薬瓶が床に落ちるような--というのがピッタリの音。それが結構何度もしていて、その度に下へ様子を見に行っていたのだが、それがピタッと止まってから久しい。

音というのは回り方があって、真下から聞こえてきてもそうではない場合があるか知れない。だが、本当に真下としか思えない聞え方なのだ。この頃は身の周りに色々と雑務が増えてしまってそちらに気を取られていたが、ふと思い出したのだった。

もう一度さらえて置くと、当家には外からも色んな音が聞こえてくる。それが時には何かが壁にぶつけられたような激しい音がして、本当に何かぶつけられたのではないかと案じて外の様子を見に出たがこれというものは見えなかった。当家の壁にも特に変わったことはなかった。

ストロボが何度か炊かれたような閃光が走ったこともあった。このことも以前書いた。それだって理由が知れない。

そうなると、自分の脳に何かできつつあるのかとすら思ってしまったり、とにかく周りの人がその異変を全く知らんない。

当家は築40年近い古い家だが、まだメンテをする程じゃない。でも雑多なものが置かれてあって、そろそろゆっくりと整理しなければと思っている。ラップ音と例えているがそんなに簡単にあっち系にはならない。ただ、見えないものに身体を切られているのでこの家もかなりオカルトではある。

一度大掃除をしてお祓いみたいなことはしてみるか。あまりそういうものは信じないけど。